こんにちは、 ねすごした です。
わたしは幼少期から20代半ばまでアトピー性皮膚炎に苦しんでいました。
ひどい時には寝返りで皮膚が裂けてしまうこともありました。。。
そんな自分の生活を日々観察し、症状を軽くするために色々試してきました。
その結果、ありがたいことに今ではほとんど回復しました。
この記事では実際に試して効果が高かった方法を紹介します。
薬を使わない!お金もかけない! 安全な方法
結論から書きますと、わたしの場合一番効果があったのは、
瞑想(マインドフルネス)でした。
ひどい時期はステロイド剤と抗ヒスタミン薬、漢方薬なども併用していましたが、出来るだけ薬を減らしたい。
それからお金もかけたくないと考え、いろんな方法を試した結果たどり着いた一つの回答です。
瞑想と言うとどこか宗教的な響きで警戒される方もいると思いますが、わたしの実践した瞑想は日々のウォーキングや筋トレのようなセルフメンテナンスツールのひとつです。
海外ではマインドフルネスともよばれGoogleやAppleでも行われているというのも有名な話なので、最近はそんなに抵抗がない人も多いかもしれませんね。
体の痒みと瞑想(マインドフルネス)の間にどんな関係があるの??
わたしの場合、体が痒くなって我慢ができなくなり掻き崩してしまう状況を意識的に振り返ってみると、、、
疲れや眠気などで判断能力が落ちていたり、
思い通りにことが進まなかった時にイライラしたり、
という感じでつい反射的に掻き始めてしまい、
一旦掻きだすと痒みが治らず掻き崩してしまうというサイクルを繰り返していました。
それ以外の時も痒みはあるのですが、ひどいときはステロイド剤を塗って、痒みどめの薬を飲む。
毎日こまめに保湿するという方法で、徐々に回復する時期もありました。
掻かないことに意識を集中していられて、比較的精神が安定しているときは、患部を優しく掻いたり、冷やしたりすることで対処できました。
わたしが抱えていた問題は、
- 気がつかないうちについつい掻いてしまい、
- そのまま掻き崩して悪化させてしまう
という負のサイクルを断ち切ることではないかと思い至ったりました。
そして自分のそのようなストレス反応に気が付いて先回りして、
体が反射的に反応してしまうことを防ぐのに役立ったのが、
瞑想(マインドフルネス)だったのです。
重要!!瞑想(マインドフルネス)をするときのポイント
瞑想(マインドフルネス)のやり方は簡単です。
とにかくじっとして動かないようにする。
これだけです。
え?! そんなの楽勝じゃない? と思われたそこのあなた。
そうなのです、やること自体はとてもシンプルで簡単なのです。
瞑想というとお坊さんたちが厳しい修行をやっているイメージが浮かぶ人が多いのではないでしょうか?? わたくもそうでした。
ただじっとして動かないだけがそんなに難しいのかな。。。?
そう思われることでしょう。
しかし、やってみるとこれがとても難しい。。。
これに関しては百聞は一見にしかずですので、早速実践してみましょう!
今すぐやってみよう!
- 静かな場所を見つける
- 5分間、タイマーをセットする
- リラックスできる姿勢で座ったら、タイマーをスタート!
- 目を瞑ってじっとしている、呼吸は自然に任せる
まず人から邪魔されない静かな場所を探します。
家族でお住いの方はトイレなどもいいかもしれません。
場所が見つかったら次はスマートフォンのタイマーを5分にセットします。
それから背筋を伸ばしてリラックスできる姿勢で座り、
タイマーをスタートさせたら目を瞑ってスタートです。
あとはタイマーがなるまでじっと目を瞑って動かないだけ。
呼吸は自然に任せてください。
いかがでしょう? 最後までじっと目を瞑っていられましたか?
できた人は超優秀です!
わたくし、ねすごしたろうは初めての時、我慢できずに鼻を掻いたり、薄眼を開けたりしてしまいました。。。
目を開けたり、体を動かしたりすることは我慢できた人でも、
頭の中に色々な考えが浮かんできて、
じっとしていることへの集中をかき乱された人もたくさんいたのではないでしょうか。
そうなんです、たった5分目を瞑ってじっとしていようとしても、
- 目を開けたくなったり
- 「長いなーまだかなー」と感じてイライラしたり
- 急に鼻が痒くなったり
- なんだか馬鹿らしくなってきた、と思ったり
- 気にかかっていることがフラッシュバックしてきたり
ただじっとしていようとしている自分の意志を妨害する要素がたくさん渦巻いていることに驚くことと思います。
全然出来ないじゃんと思ったそこのあなた、
心配いりません。
これが本来の人間の正常な反応です!
自分の反応に気づくことが超重要!
ただじっとしているだけなのに、、、
体が痒くなったり、余計な考えが浮かんだりして、
そっちの反応の方が気になり、
自分が今瞑想をしていることを忘れたり、
馬鹿らしくなったり、じっとしていることができない。
これはわたしたち人間に起こる、ごく自然な反応です。
問題は自分で気がつかないうちに、これらの反応に自分の気持ちが全部持っていかれてしまうことです。
痒みにマインドハックされた状態から抜け出す方法
まず一番はじめに大事なコツは、今自分がそういう状態にあるなということに、自分自身で気がつくことです。
例えば、
- あれ、鼻が痒く感じるな、とか
- なんだかイライラしてきたぞ、とか
- 目を開けたい欲望が湧いてきたぞ、とか
一個一個に気がつくように意識します。
この自分の状態に気がついて意識を向けるということができればそれだけでOKです。
気がついても、
鼻は痒いままかもしれないし、
イライラも治らないかもしれないし、
目を開けたくなるかもしれません。
そのまま我慢できそうなら、我慢してみましょう。
どうしても我慢できなければ、一旦鼻を軽く掻いてみる。
目を開けて立ち上がり、イライラが静まったらもう一度始めてみる。
ということでもOKです。
これを繰り返していると、徐々に心が穏やかになっていく自分に気がつくはずです。
外側から自分のことを観察するように、
自分内側に湧き出てくる状態に気づくことを続けていくと、
自分の体や気分が支配されていた感覚や欲求に対して距離をとることができるようになっていきます。
実はこれがとても大事なことなのです。
初めは短く始めて、徐々に伸ばして、継続する
一度やってみると瞑想(マインドフルネス)の難しさを実感されたことと思います。
わたしの場合は3分くらいの短い時間で始めて、
朝と寝る前、出来るだけ決まった時間に瞑想(マインドフルネス)を続けることを目標としました。
初めから長時間は難しいと思いますので、短くてもいいから毎日決まった時間に挑戦して習慣にしてしまうことが大事だと感じました。
痒みから解放されることの安堵感
これを続けていくうちにわたしは、自分が体を掻く前兆がわかるようになりました。
あっ!今、痒くなってきたな、つい反射的に掻きそうになったなと気がつくようになったのです。
この状態になればしめたものです。
人の意識の働きとは不思議なもので、一旦気づいて客観的に反応を見られるようになると不思議と痒みを抑えられるようになります。
完全に痒みが消えなくても、軽く幹部をこすったり、撫でたりするだけで、不思議と痒みが治るのです。
この効果は瞑想(マインドフルネス)を続ければ続けるほどが上がっていきました。
わたしの場合はちょうど一年ぐらい続けて、
瞑想(マインドフルネス)を15分集中してこなせるようになったころ、もうほとんどステロイド剤に頼ることはなくなっていました。
寝ているときなど時々掻いてしまうことがありましたが、我慢できな痒みに苛まれるということは徐々になくなっていきました。
全ての人に効果があるかどうかはわかりませんが、
わたし自身藁をもすがる思いで色々な方法を試した辛い時期がありましたので、皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
お金もかからない。薬も使わない安全な方法ですので、
ぜひ試してみてください!